別府へ

主人の趣味はマラソンです。
というか、どこを目指しているのか分からない域なのですが、
とりあえず週末はどこそこを走っているので基本好きにしてもらって、
でもこのレースだけは家族そろって応援です。


別大毎日マラソン。

なぜかというと、私の両親も応援に来れない場所ではないので家族勢揃いで応援。
マラソンもそうですが、それより本命は温泉♨️ 大分行きの飛行機がマイルで取れず、
飛行機もレースも取りづらくなってるような…。 


で北九州空港から大分入りすることにしました。
おかげで途中祖母のところで、週明けお誕生日で91歳を迎えるのですが、
おめでとうを言うことができました。 (本人は94になると言ってたけど、笑)  


東九州道を南下して大分入り。
途中別府湾サービスエリアに立ち寄り。
ここ、由布院の高級旅館の御三家のひとつ、山荘無量塔のプロデュースと知って納得。
既存のSAに手を加えて、大分のよきもの、旨いものが、心地よい空間に。
そしてなにより別府湾の眺めが素晴らしい。
こりゃわざわさ寄って長居したくなる場所だなと。 

http://www.timehills.jp/about.htm 



別府に到着。
街のあちこちから湯けむり、テンション上がります。
事前に入りたい湯は下調べはしていたのだけど、宿のご主人に連れて行ってもらった、
地元の人しか知らないような湯。

ひとつは、霊園の奥の奥、に源泉があり、ほったて小屋に、おぉ、こんなコミュニティが〜。
素晴らしい野天湯でした。
ちょっと失礼します〜と入浴中のおじさんたちのそばを通って奥の湧き出る源泉を飲ませてもらう。ほんのりピリピリ、今度は水着持参で来なければです。
もうひとつは知り合いのおじさんが趣味で敷地内を掘ってるという、五湯苑という湯。
熱い湯だから出たり入ったり、出ては卵を地獄蒸し釜に入れて温泉卵できあがり〜。




別大マラソン。私の両親もやってきて応援。
わざわざ来てもらって結果残さないわけにはいかないと、
最後根性論でサブスリー、3時間切り。お見事でした〜。

前日に鮨屋に行ったのだけど、レース前でお酒を控えてる人の前ですんまそん・・・
やっぱり大分来たら関サバ関アジ。
1日に2回入荷するという、プリップリで、ネタの大きいこと。ノックアウト。 
大和田鮨さん、ごちそうさまでした〜!



別府二日目の宿は鉄輪(と書いて「かんなわ」と読むのですよ、大分の地名、面白いところ多すぎです)温泉の柳屋。何度目かな。なんだけど予約時にお子さまは…と言われてビックリ。古い建物だから音が響くから、子どもは離れの七草という部屋に案内するようになったとか。


建物に入ってみたらまたビックリ。
ここ柳屋の前に営業していた旅館だった頃、女将さんが住んでいた建物だったとか。
古さとモダンがいい具合にマッチしてました。



食事は自分たちで食材を買ってきて地獄蒸し。
どれもあっという間に出来上がり。
せっかくの機会だからと、大分の地のもの、いい調味料を準備したものの、
温泉成分たっぷりの地獄蒸し、なにもつけなくても十分な甘さ。塩、かぼすで大満足でした。


地獄蒸しといえば…内湯の中に、スチームサウナあり、ん?熱くないと思いきや、
ここでも、バルブを全開にすると温泉の熱気が。人間地獄蒸しですな。


宿全体も温泉の地熱暖房で暑くて窓を開けたほど。
別府で暮らすと長生きしそうですね〜。 



北九州空港への戻り、国東半島へ。

私たち九州大好き人間で、毎年帰省とあわせてどこかへ立ち寄るのですが、
それが今までは阿蘇大好きで熊本in福岡outだったのが、
だんだんと阿蘇→久住→最近は念願の由布岳を超えて別府方面に来てからは
国東半島の奥深さに少しずつはまりつつあります。


国東半島といえば、私の祖父が生前、退職してからは六郷満山文化、神仏習合の原点となるこの地を絵を描きながらよく訪れてたなぁと。歴史についても造形の深い祖父、当時もたくさん話ししてくれてたと思うのですが、自分も小さくて聞いてもよく分からなかったなぁと、今になって色々聞きたいことたくさん。この石段もチワワを抱っこしてカメラ持って登ってたのかなぁと、天を見上げたりして感慨深くもありました。